ゴッドはんだ はんだ付け職人 実装作業例 イメージ画像
試作や改造、修理など部品1点から、はんだ付け作業を請け負います。
自動機では不可能な複雑形状基板へのはんだ実装などのご依頼を承っております。
顕微鏡を使った微細なはんだ付け(0603、1005、QFPなど)に対応。
少量の試作なら翌日仕上げ。難しいはんだ付けならお任せください。

ゴッドはんだ はんだ付け職人 実装作業例

2021.02.25

はんだ付けに光を!XT90コネクタへのはんだ付け考察(2021.2.16)

こんちは、はんだ付け職人です。
今日は、ラジコンやドローンなどの充電で、大きな電流を流すため使用される

XT90コネクタとケーブルをはんだ付けした際の動画と考察です。

XT90 コネクタ

実は一度はんだ付けの依頼があって引き受けたものの、ケーブルがAWG10~14程度とかなり太く、
カップ端子も太い割樹脂が熱弱くて、普通はんだ付けすると樹脂が融けてピンが
曲がってしまったことがありました。

こうした時、どういう考え方でハンダゴテやコテ先、コテ先温度を選択していくのか?
試していくのか? といったことが、他のはんだ付けでも役立つのではないかと思いまして
記事しました。

動画はこちらです。



①まず、樹脂が熱弱くてコネクタピンが曲がるのを防ぐためは、
相手側のコネクタを嵌合させて、カップ端子へ加わる熱を逃がしてやる必要があります。
(Dサブコネクタなどでも同じです)

同時、仮樹脂部が融けても、ピンが曲がるのを防ぐことが出来ます。

②ケーブルの太さが、カップ端子の太さいっぱいギリギリなため、
 予備はんだは、ケーブルだけ行いますが、芯線の太さを太くしないようする必要があります。

※予備はんだをしないと、コネクタのカップ端子ごと加熱することなるので、
 はんだが馴染むの時間が掛かり、確実コネクタ樹脂を融かします。

③カップ端子側予備はんだを行うと、ケーブルとカップのはんだ双方のはんだを融かして
 芯線を挿入する際、芯線がバラケてカップ入らなくなります。

④ 樹脂が非常弱いので、なるべく低温ではんだ付けするため、融点183℃の共晶はんだ
  使用します。(信頼性も高いので)

 ※量産でROHS対応が必要な場合は、鉛フリーはんだを使用します。

⑤加熱時間を短くするため、一気熱を流し込める熱容量の大きなハンダゴテを使います。
 今回は150Wでコテ先蓄熱出来る形状のハンダゴテ、GOOTのRX-822ASを使用。

⑥ケーブルが太いのでケーブルの予備はんだは、6Cのコテ先を使用。
  コネクタはんだ付けする際は、端子の露出部が小さいので、的確接触できるよう
  3Cを使用します。コテ先温度は、低めの315℃設定します。

⑦ケーブルの被覆を剥いて、仮コネクタのカップ端子挿入してみると、
 奥行きが結構深く、10mm程度入ることがわかりました。
 被覆は余裕をみて、12~13mm剥きます。

 ※ギリギリだと、コテ先を当てるスペースが足りず、被覆溶融はんだが接触してしまう。

⑧糸はんだはφ0.8mmを使用(1.0でも良いと思います)

⑨コテ先を当てるポイントは、カップ端子ではなく、芯線の予備はんだ部分当てます。
 コテ先は熱を伝えるためのはんだを融かして付着させておきます。

※効率よく加熱して加熱時間を短くするためです。

以上の9つのポイントを予想して、ハンダゴテやコテ先の形状、コテ先温度などを
選定し、はんだ付けを行いました。

仕上がりは動画でも観ていただけますが、芯線の形状が観察できるはんだ量で
カップ端子のフチはフィレットが形成されています。
樹脂の融けもほとんどなく、コネクタの抜き差しもOKでした。

いかがでしょう?
はんだ付け職人は、XT90コネクタをはんだ付けするの、こうした考えと推論のもと
道具選びやコテの当て方を決定しています。

参考なりましたら幸いです。
では、明るいはんだ付けを!

タモリ倶楽部にて・・


はんだ付けに光を・・

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