2024.03.27
AWG14とAWG16の配線をまとめてはんだ付け
皆様こんにちは! 佐伯@はんだ付け職人です。
昨日に引き続いてコネクタのお話です。
本日は、七星科学研究所様のコネクタへのはんだ付けです。
AWG14とAWG16の配線を、一つのカップ端子へまとめてはんだ付けをしている例です。
昨日の投稿のMIL規格コネクタと同様に
防水コネクタや防爆コネクタなどのシリーズが展開されていて
建設、工作機械、FA機器など、堅牢さが求められるようなシーンで用いられています。
このコネクタを用いてケーブルを製作している企業様も多いのではないでしょうか。
しかし、なかなかうまくはんだ付けをするのも難しいのではないかと思います。
大きな熱容量が必要な為、はんだゴテの選択やはんだが融けて馴染んでいることを
しっかり確認することがより一層大切になります。
ここを失敗すると、熱不足による芋イモはんだが発生しやすいです。
今回用いているはんだゴテは、goot製のRX-822ASに5Cのコテ先の組み合わせです。
「いろいろなものをはんだ付けする方にはんだ付け職人がおすすめするコテ」
として以前紹介させて頂いた記事もございます。
このように大きな熱容量を持ったコテ先でないとはんだ量の調節は難しいです。
このように、はんだ付け対象物に応じて道具の選定をする事も
はんだ付け品質確保には大切なことです。
また、はんだの融け具合をよく見て、適切なフィレット形状に
持っていくためのコテのあて方、角度、時間などを判断する技能も求められます。
弊社ではこういった大きな端子のコネクタへのはんだ付けも
熟練のはんだ付け職人が対応させて頂いております。
このようなケーブルの製作でお悩みのことがございましたら
ぜひ、お気軽にお問合せください!
お待ちいたしております。
はんだ付けに光を・・