2024.04.08
ステンレス素材への鉛フリーはんだ付け
今日は、ステンレスのはんだ付けのご依頼を頂いている
松本義肢製作所さんをご訪問させていただきました。
松本義肢製作所さんは、100年以上も医療・社会福祉の分野において、
義肢・装具・リハビリテーション機器を提供されている会社さんです。
ステンレス製バネとSUS板の鉛フリーはんだ接合
弊社では、ステンレス素材の部品を鉛フリーはんだで接合することで
少しだけお役にたてております。
※ちゃんとフィレットが形成されています。
ステンレスは、銅などに比べて比熱が大きく熱が奪われやすいです。
はんだ付けには大きな熱量が必要となります。
また、表面の酸化膜が強固なため強い酸性のフラックスを用いないと
はんだ付けが出来ません。
ステンレス用のフラックスを使って適切な温度を保つことができれば、
通常のはんだ付けと同じようにはんだ付けが出来ます。
※このフラックスを通常の基板に用いると他の電子部品を酸で腐食させる恐れがあります。
さらに、難母材用のはんだも存在します。
こういった適切な道具を使い分けて、
ステンレスでも最適なはんだ付けとなるように作業を行っております。
昔からの義肢が多数展示されていましたので、許可を頂き撮影してきました。
ステンレスのはんだ付けでお困りなら
お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください! 個人様、法人様問いません。
ご連絡お待ちいたしております!
(当記事は、2019.10.04の記事をリニューアルしたものです)
はんだ付けに光を・・